『詩人の恋』
今度の加藤健一事務所は『詩人の恋』、二人芝居です。これまで加藤健一さんと畠中洋さんで何度も上演してきた事務所の財産演目です。演出は久世龍之介さんでした。それが今回はガラッと変わります。まず相手が義宗さんに代わります。なんでも3年前から、いつ声がかかってもいいように、いつすわっ鎌倉になってもいいように、歌の稽古をして準備してきたそうです。とは言っても畠中さんは歌が専門の方なので暖かい目でみてください。それから演出が藤井ごうさんに、美術が乘峯さんに変わります。楽しみですね。で、チラシも、今までは舞台写真だったのですが、優しさのあるイラストになりました。嶋津まみさんです。嶋津さんは市川が最初に知り合ったイラストレーターさんかも?そのくらい古い付き合いです。昔、小田急沿線の駅ビルのセールの絵とか描いてもらいました。コンサート会場でも一緒になったことも…懐かしいです。
それましたが、義宗さんが3年恋待ちしてた『詩人の恋』待ちぜひご覧ください!
2025年1月22日(水)~2月2日(日)下北沢・本多劇場
katoken.la.coocan.jp
『アンナ・カレーニナ』
エイコーンの2025年は『アンナ・カレーニナ』新版でスタート、1月から九州巡演します。で、東京戻ってきて3月が三越劇場です。
小巻さんは俳優座でもアンナをやられていますが、入団後のデビュー作が『アンナ・カレーニナ』の小間使役でした。その時のウロンスキー役が加藤剛さん、カレーニンが仲代さんでした。今回加藤さんの息子さんの頼さんと、仲代さんの弟子の赤羽さんが参加してるのは何か系譜を感じますね。この時の出演者が、なんと43人すごい数です。今回の凝縮して5人に絞った新版、どうなっているのか興味津々です。
関係ないんですが、打ち合わせで演出の加来さんに電話する時があるんですが、たまに運転中だったりすると小巻さんが出るんです。小巻です〜って突然言われて…緊張するわ〜。この間寅さんの春子先生観たばっかりだったし…。小巻さんのアンナぜひ! あと清水綋治さん出られるんですよ、アングラファンには堪らないですね。
2025年3月1日(土)→3日(月)三越劇場
『肝っ玉おっ母と子供たち』
そういえばこっちもアンナでした。カレーニナはおっ母とは呼びませんけど。さて仲代さんの三度目のおっ母、『肝っ玉おっ母と子供たち』は92歳での挑戦です。72でもビックリ、82でガクゼン、92はボウゼンです。なんとかお元気で乗り切ってほしいです。
今回は令和6年能登半島地震復興公演。能登のみんなも92の仲代さんの姿に元気をもらうことでしょう。東京からも近隣県の皆さんも、反戦劇の傑作をぜひ観に行ってください。
2025年5月30日(金)~6月22日(日)能登演劇堂